2024年12月、高松市内の一人暮らしの高齢女性が腹痛、嘔吐、めまいの症状に襲われた。友人に119番通報を依頼し、約10分後に救急隊が駆け付けた。しかし現場で起きたのは、本来あるべき対応ではなかった。
救急隊は「同乗者がいないことを理由に」搬送を拒否し、そのまま引き上げたのだ。医学的な必要性ではなく、付き添い者の有無で搬送の可否を判断したかのような対応。高齢者が一人で症状と向き合わされることになった。
本人と代理人弁護士は、この対応が適切だったのかという強い疑問を持ち、高松市に対して法的措置を検討している。救急隊の判断基準は何だったのか、一人暮らしの高齢者が搬送を受ける権利をどう守るのか——社会全体に問い直す事案となろうとしている。
同乗者の有無が搬送要件になるべきなのか、議論の余地がありそうだ。

