スペイン北アフリカの飛び地セウタに殺到した大規模な不法移民流入で、スペイン当局が31日、越境してきた約5万人のうち大半が帰還する見通しを明らかにした。
モロッコ経由で陸路・海路を使ってセウタへ押し寄せた移民集団だが、スペイン側の対応とモロッコ政府の圧力が奏功。わずか数日での急転直下の展開となっている。
このセウタへの一時的な殺到は、北アフリカからの不法移民問題が依然として深刻であることを改めて浮き彫りにした。EUの移民管理体制の脆弱さと、地中海を挟んだ各国との関係性の微妙さが、こうした突発的な事態を招きやすい構図が問題視されている。
今後、スペインとモロッコの協力体制がどこまで持続するか、そして根本的な不法移民対策にどう繋がるかが注視される。

