中国とロシアの軍が日本海で戦略合同飛行を実施。両国の爆撃機計24機が日本の防衛識別圏(ADIZ)周辺を飛行し、日本の防衛態勢に対する明確な威圧姿勢を示した。
飛行は複数日にわたって実施され、中国の爆撃機H-6と、ロシアの戦略爆撃機Tu-95が編隊を組んで日本列島を周回。防衛省は即座に戦闘機をスクランブル発進させ、対応に当たった。専門家からは「これまでにない規模の合同演習。日本の領空侵犯は時間の問題」との警告が上がっている。
背景には、ウクライナ情勢でロシアが孤立する中、中国との軍事連携を深める狙いがあるとみられる。また、南シナ海での米国との対立を背景に、日本海での活動を活発化させることで、インド太平洋地域での影響力を示そうとする中国の戦略も浮かぶ。
防衛省は今後、警戒監視をさらに強化する方針だが、スクランブル発進の維持コストと人員不足が課題として残されている。
日本の防衛態勢の強化は急務だが、防衛予算の増額や空自の人員不足解消には国民的な合意が必要。このまま中露の軍事的圧力が続けば、日本は本当に対応できるのか——問われる局面だ。

