中国・北京で小型機同士が衝突する事故が発生したにもかかわらず、当局が発表を1日遅延させていたことが明らかになった。通常、航空事故は即座に報告されるべき重大事象だが、中国当局の情報隠蔽体質が浮き彫りになった形だ。
事故の詳細は依然として不明瞭で、死傷者数や機体の損傷状況、衝突の原因に関しても、当局から明確な説明がなされていない。国際的な航空安全基準では、こうした重大事故は24時間以内に関係国に通報するルールが定められている。
中国は過去にも航空機事故の発表遅延や情報制限が指摘されており、今回の対応も同様のパターンを踏襲している格好。国内向けには統制された情報しか流さない一方、国際社会への報告義務さえ後回しにする体制の問題が問われている。
北京での事故発生から1日後の発表という異例の対応。情報開示の遅れが、さらなる不信感を招く結果となっている。中国当局は速やかに全容を明らかにすべきではないか。

