世界保健機関(WHO)が欧州の記録的熱波による死者数を発表し、衝撃が広がっている。この夏の熱波で少なくとも1300人以上が命を落としたことが明らかになった。
特にスペイン、ポルトガル、イタリア、ギリシャなど南欧で被害が深刻化。複数地域で40℃を超える危険水準の気温が記録され、医療機関への搬送が相次いだ。高齢者や基礎疾患を持つ人が重症化・死亡する事例が集中している。
WHOは『この規模の死亡数は欧州の気候危機が既に現実の脅威になっていることを示唆している』とのコメントを発表。単なる『自然災害』ではなく、システマティックな気候変動の影響として位置づけている。
今後、北半球全体で同様の異常気象が常態化するリスクも指摘されており、各国政府の対策強化が急務とみられている。日本を含む東アジアも無関係ではない状況だ。
欧州各地は冷房施設の不足、高齢化による脆弱性、インフラの未対応が複合的に働いた形。この規模の熱死は防げたのか、それとも不可避だったのか—議論が分かれている。

