朝日新聞が全国主要74市区を対象に実施した調査で、衝撃の実態が浮き彫りになった。体育授業時の着替えについて「男女一緒に着替えている学校がある」と答えた自治体が半数近くに上ったのだ。
さらに問題なのは、多くの自治体が正確な実態を把握していないという点。全国の教育現場では、男女の着替え環境について統一的なガイドラインが存在せず、各学校の判断に委ねられているのが現状だ。
プライバシーや児童の心理的負担を考慮すれば、着替え時の男女分離は当然の配慮と考える関係者も多い。一方で、施設の制約や人員不足を理由に対応できていない学校の事情も存在する。
子どもたちが直面する環境について、学校現場と教育委員会の意識にはズレがあるのではないか。この問題を放置していいのか、それとも各校の自主性に任せるべきなのか——議論の時間は十分ではない。

