栃木県足利市で17日、激しい雷雨に見舞われた際に土砂崩れが発生し、住宅が巻き込まれて住人の夫婦2人が死亡した。
突然の自然災害が住まいを襲い、何の落ち度もない住人が命を失う—この理不尽さが改めて問い直される事態となった。土砂崩れという予測困難な災害の前に、人間の対応には限界がある。栃木県内では過去にも土砂災害の危険性が指摘されてきた地域があるだけに、今回の発生地がそうした警戒区域だったのか、防災体制は十分だったのかが注視される。
被害が一層拡大しなかったのは不幸中の幸いだが、夫婦の死はあまりに重い。同地域の今後の防災対策強化が急務となる中、自分たちの暮らす土地の災害リスクをどこまで正確に把握し、備えるべきなのか—改めて問われる局面だ。

