国民的女優・吉永小百合。誰もが知る名前なのに、彼女の「代表作」を聞かれると、意外と答えが出てこない。これほど多くの人に愛されている女優は珍しいのに、です。
なぜこんなことが起きるのか。理由は単純で、吉永小百合が何を演じても「吉永小百合」だからです。老年の役を演じても、高齢者には見えない。どんなキャラクターになっても、その奥底に吉永小百合という存在がある。
つまり彼女は、作品や役柄を超えた「スター」なのです。「理想的女性像」を演じ続けてきた彼女は、いつの間にか作品そのものより、その人物像が記憶に残る存在になった。リアリティではなく、スターとしてのオーラが全てを支配している。
だからこそ、世代を超えて愛される。代表作という「作品」ではなく、吉永小百合という「人」が評価されているからです。これは女優としての最高の地位といえるでしょう。
あなたは、吉永小百合の魅力を作品に求めますか、それとも人物像に求めますか?

