英国民がテレビ視聴の際に最初に選ぶメディアとして、米動画ストリーミングサービスのネットフリックスがBBCをわずかに上回り、初めて1位となった。英メディア規制当局の英情報通信庁(Ofcom)の調査で判明した。
数十年にわたり英国の放送メディアを支配してきた公営放送BBCが、民間ストリーミング企業に首位の座を譲り渡す歴史的な転換点。テレビ視聴習慣の急速なデジタル化とサブスクリプションサービスの普及が、伝統的なメディア業界の力学を一変させた格好だ。
ネットフリックスの台頭は英国だけに限らず、世界規模での視聴体験の劇的な変化を象徴。一方、BBCは受信料制度に支えられた公共放送モデルの競争力低下に直面している。
これまで国民の報道・娯楽の主要インフラだった公営放送が、オンデマンド型ストリーミングに追い抜かれる時代へ。英国のメディア地図が大きく塗り替わる中、今後の公共放送の役割をどう位置づけるかが問われている。

