ドイツのメルツ首相は9日、米国製巡航ミサイル「トマホーク」を取得し、自国領内に配備することで米国と合意したことを明かした。ベルリンで議員らに対して発表したもの。
ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、欧州の防衛姿勢が急速に転換している。ドイツは冷戦後、米国の核兵器配備に慎重な立場を取ってきたが、ロシアの脅威認識が高まるにつれて方針を転じた格好だ。
「トマホーク」は射程が長く、精密攻撃が可能な戦略兵器として知られる。欧州への配備決定は、NATO加盟国の軍事力強化の象徴となる可能性がある。
この決定により、欧州内でのミサイル配備をめぐる議論が再燃することは確実。平和志向の国民感情との衝突、そしてロシアの反発を招くことが予想される中での決断となる。

