駅や商業施設に設置された「多目的トイレ」が、本来の利用者である障害者に使えない状況が深刻化している。高齢者やオムツ替え、授乳室として健常者に占領されるケースが相次ぎ、実際に必要な身体障害者が排除される事態が起きているという。
障害者支援団体への取材によると『多目的=誰でも使える』という誤解が蔓延。実際には車いす利用者や排泄介助が必要な人を最優先する設計だが、認知不足から「授乳室代わり」「オムツ替え台がある」という理由だけで健常者が占領。結果として、本当に必要な障害者が『空室待ちになる』『別の施設を探さざるを得ない』と訴えている。
駅員も『優先順位の指導は難しい』と困惑。利用者の意識改革と施設側の表示・啓発強化が急務だが、統一的なルールが曖昧なままになっているのが実態だ。
多目的トイレの本来の目的を知らずに『便利だから使う』という感覚は、本当に支援が必要な人を追い詰めていないか―この問題、あなたはどう考える?

