かつて月3件の案件で年収1200万円を稼いでいた41歳フリーランスが、いま月収15万円まで落ち込んでいる。案件激減の主な原因は、生成AIの普及だ。
「クライアントから『AIで作った方が安い』と言われるようになった」と本人は語る。5年前なら「単価20万円の企画案件」が月3~4件入ってきたが、いまは「単価3万円のライティング」すら来ない状態。同じフリーランス業界では、Web制作者・デザイナー・ライター全域で同じ悲鳴が上がっている。
40代での転職市場も厳しく、正社員採用の門は閉じかけている。一方、生成AIスキルを持つ若い世代は「AI×既存スキル」で新しい価値を作り始めており、アナログスキルだけの中堅層の取り残しが加速している。失業保険の対象外=経営者扱いのため生活保護すら申請しづらく、貯金を切り崩す日々。
この現象は「フリーランス個人の問題」ではなく、日本全体のホワイトカラー層が直面する構造的な危機だ。年1回の単価改定すら無くなり、むしろ値下げ圧力ばかり。「既存スキルだけでは食えない時代」に、誰が責任を持つのか。

