酷暑が続く中、文科省が全国の学校に夏休み期間中の一部開放を要請する方針を固めた。背景にあるのは電気代の高騰による経済格差だ。
電気代が急上昇する中、経済的に苦しい家庭では冷房の使用を控えざるを得ない状況が懸念されている。その結果、熱中症のリスクや学習機会の喪失につながる可能性があるためだ。
文科省の狙いは、学校の教室やこども向け施設を「居場所」として開放し、安心して過ごせる環境を整備すること。子どもたちが学びや体験活動に取り組める場所を確保することで、家庭の経済状況に左右されない教育環境の実現を目指している。
この施策が実施されれば、貧困家庭の子どもと余裕のある家庭の子どもとの生活環境格差が可視化される形になる。学校開放で本当に解決するのか、それとも根本的な電気代対策が必要なのか──議論の余地は大きい。

