空前の「パンチくんブーム」に沸く市川市動植物園が、来年で開園40周年の節目を迎える。昭和レトロな趣きを保ち、地域に根ざした公立動物園として、静かに愛され続けてきた存在だ。
その歴史の始まりは、中国からやってきたレッサーパンダだった。大規模な商業施設やテーマパークが次々とオープンする時代の中で、古き良き動物園のあり方を守り続けてきた。派手な宣伝はなく、地元の家族連れや動物好きに支えられてきた地味な存在が、今パンチくんの人気で脚光を浴びている。
開園40年という節目で、この動物園は何を見せるのか。レトロ感を武器に、新しい時代の動物園の価値を問い直す転機になるかもしれない。古い動物園だからこそできることがあるのではないか。

