JR西日本の倉坂昇治社長が22日、重大な指摘をした。駅を誤通過した列車の運転士が、約1時間しか休憩できていなかった問題についてだ。
大雨によるダイヤ乱れなどで乗務員の休憩が大幅に不足する事態が発生した場合、安全を理由に運休も視野に入れるという方針転換である。つまり、無理な運行よりも列車を止めることを優先する可能性を示唆したわけだ。
これまでは遅延やダイヤ乱れの中でも運行を続けてきたJR西。しかし乗務員の疲労状態での運転は事故に直結する危険性がある。1時間の休憩は明らかに不十分で、この問題を受けた経営判断の転換は当然の流れとも言える。
ただし懸念点もある。本当に運休を選択する状況まで踏み切れるのか、それとも単なる建前に終わるのか。乗客の利便性と安全のバランスを、JR西がどう実際に運用するのかが問われることになる。

