半導体関連株が一気に売り叩かれている。その最たる例がメモリー大手のキオクシアホールディングスだ。わずか1ヶ月の間に株価が1/3にまで急落し、市場全体の不安心理を如実に物語っている。
AI需要の急速な冷え込み、業界全体の供給過剰懸念、地政学的リスク——複数の悪材料が重なり、メモリー関連銘柄から資金が一気に逃げ出している。キオクシアはこの「雪崩」の象徴的存在となった。
同社は日本を代表する半導体メーカーであり、国内産業の競争力を左右する企業でもある。だが投資家の判断は冷徹だ。業績見通しの悪化、利益率の圧縮、競争激化——数字で見える課題の前では、ブランド力も歴史も関係ない。
今後、この下落トレンドが一時的な調整なのか、それとも構造的な衰退の入口なのか。業界全体の再編が進むのか。市場の目は厳しい。

