熊本県八代市を襲った震度6強の地震。倒壊した家屋の下敷きになった高齢女性を、ベトナム人の若い男女5人が地域住民と力を合わせて救い出した。
「頑張って」と繰り返し声を掛け続けた5人。ベトナムにいた時代、こんな場面に出くわすことがあったのか、それとも咄嗟の判断か——いずれにせよ、言葉の壁を越えて人命救助に奮闘する姿が現場にあった。
救出された女性は「助かって良かった」と話している。外国人労働者として日本に来たベトナム人たちが、隣人として地域を守った瞬間だ。こうした危機的状況での善行が報道される一方で、同じ外国人であっても不法滞在や犯罪に関わる者への厳しい視線は消えない。
日本で働く外国人労働者の貢献をどう評価するか——この救出劇は、その問いを改めて突きつけている。

