政府は臨時閣議で、皇族数の確保に向けた皇室典範の改正案を決定した。女性皇族が結婚後も皇室に留まることを認め、旧皇族の男系男子を養子として迎え入れる道を開く内容だ。
これまで皇室では、女性皇族が皇籍外の男性と結婚すると皇籍を失う慣例があった。改正案はこの制度を転換し、女性皇族の皇籍保持を可能にする。同時に、かつて皇籍を離脱した旧皇族の男系男子を養子として皇籍に戻す仕組みも整える。
皇族数の減少は危機的状況とされ、今回の改正案は数十年ぶりの大規模な皇室制度改革となる。女性皇族の地位拡大と旧皇族の皇籍復帰という二つの柱で、皇籍を持つ皇族メンバーの確保を目指す。
今後、改正案は国会で審議される見通しだが、皇室制度の根本に関わる議論だけに、議論が紛糾する可能性もある。現在の皇族の在り方をどう考えるかが、ここに凝縮されている。

