ペルーの大統領選挙でケイコ・フジモリ候補の勝利がほぼ確定した。日本系移民の父・アルベルト・フジモリ元大統領の娘として知られ、過去に服役経験を持つフジモリ氏の政治的な復帰は、ラテンアメリカの政治史において異例の展開となっている。
フジモリ氏は2011年と2016年の大統領選で敗北していたが、3度目の挑戦で念願の大統領就任が現実となる。経済危機と治安悪化に直面するペルー国民が、強硬姿勢で知られるフジモリ政治に期待を寄せた形だ。
父・アルベルト元大統領は1990年代にペルー経済の安定化と反テロ作戦で知られる一方、人権侵害疑惑で投獄された歴史を持つ。その娘の当選は、ペルー社会の政治的分裂と、既存政治への不信感の深さを象徴している。
南米の左傾化と経済不安の中、保守強硬派のフジモリ氏がどのような政策を推し進めるのか、地域の政治状況への影響も注視される。
