あおり運転などの危険運転を取り締まるため、曖昧だった基準を数値で明確にする改正道路交通法が成立した。これまで「著しく危険」といった抽象的な表現に頼っていた司法判断が、より厳密になる。
具体的には、進路変更時の距離基準(何メートル以内で割り込んだら違法か)、急ブレーキ距離、相手車との接近速度など、運転挙動を数値化。警察の取り締まり判断が統一され、悪質ドライバーへの罰則適用が今より格段に強まる見通しだ。
交通事故の背景にあおり運転を含む危険運転が存在することが常態化しており、被害者・遺族からは「判断がブレすぎていた」という不満が出ていた。改正法により、数値という客観的根拠で有罪判断がしやすくなり、抑止力も高まると期待されている。一方で「基準が厳しすぎると通常運転が捕まる」という懸念の声もある。
施行時期は今後省令で定められる予定。

