危険運転の厳罰化を目指す改正道路交通法が国会で成立した。最大の焦点となっていた「危険運転罪の数値基準」が初めて法定され、警察の立件判断が劇的に変わる。
これまで危険運転罪は『著しく危険』という曖昧な基準だけで、逮捕・起訴は現場の判断に左右されていた。改正法では速度超過の幅度・車間距離の具体的メートル数など、デジタル・ドライブレコーダーで証明できる客観基準が盛り込まれた。
あおり運転・逆走・信号無視による重大事故が相次ぐ中、被害者側からは『量刑が甘すぎる』『起訴されないケースが多い』という声が絶えなかった。今回の改正により、これまで『危険運転には当たらない』として不起訴だったケースが立件される可能性が高まる。
ただし基準の詳細な運用マニュアルはまだ策定途上で、実際にどの程度厳しくなるかは警察庁の通達次第となる。『基準が厳しすぎると一般ドライバーまで捕まる』という懸念の声も出ている。
改正法は来年4月施行予定。あなたの通勤ルートの取り締まりも変わる可能性──被害防止か過度な取り締まりか、どちらが優先されるべきか。

