SBIホールディングスと富士フイルムホールディングスが戦略的提携を検討している。金融大手と光学・医療機器の総合メーカーが手を組むことで、日本の産業構造に大きな変動をもたらす可能性が浮上した。
両社が組めば、SBIの金融・投資機能と富士フイルムの医療・ヘルスケア事業が融合。高齢化市場での医療ローン、健康診断の金融サービス化、医療データの投資商品化など、これまで存在しなかったビジネスモデルが次々と生まれる構図だ。
時価総額ベースで両社合計は10兆円規模。日本国内では巨大なコングロマリット誕生となり、三菱UFJフィナンシャル・グループなど既存金融グループの経営戦略にも影響を与える。
ただし、規制当局の承認が必須。金融と医療の融合は個人情報保護やヘルスケアデータの扱いをめぐり、政府からの指導が入る可能性も高い。
日本の経営統合・提携ニュースとしては異例の大型案件。成立すれば産業地図が塗り替わるが、失敗すれば両社の株価下落要因になりかねない。実現するか、水面下の交渉がどこまで進んでいるのか、市場は固唾をのんで見守っている。

