小中学生の不登校が過去最多を12年連続で更新し、35万人を超えた。深刻化する学校システムの危機に、親の困惑と葛藤が浮き彫りになっている。
かつての不登校は、いじめや学習支援など具体的な要因が中心だった。しかし最近増えているのが「理由なき不登校」——学校に行きたくない理由を本人も親も明確に説明できないケースだ。
登場したフリースクールやオンライン教育といった選択肢は、一見の救世主に思えるが、親たちの本音は複雑だ。「本当は行ってほしい。フリースクールは送り迎えが必要で、不安感も強い」——この言葉に、子どもの学習環境と親の経済・精神的負担の板挟みが詰まっている。
従来の学校教育が機能しなくなった時代に、家庭と学校の間で揺らぐ家族たちの決定。フリースクール選択は本当に「解決策」なのか、それとも新たな課題を生むのか——教育格差はさらに広がるのではないかという懸念も消えない。

