楽天が野心的なプロジェクトに動き出した。スマートフォンで衛星通信網を使えるようにする構想を明かしたのだ。
現在、山間部や海上、災害時などで通信が途絶える問題は深刻。楽天はこの課題を衛星ネットワークで解決しようとしている。ユーザーが特別な機器を用意せず、手持ちのスマホそのままで衛星経由の通信ができる環境を目指す計画だという。
実現すれば、国内の通信の死角がほぼ消滅。登山者から災害時の被災者まで、いかなる場所でも連絡が取れる時代が来る。国内のキャリアがこうした基盤構築に動くのは珍しく、NTTドコモなど他社との競争も加速しそうだ。
ただ構築には莫大な投資と複数の技術課題が残っている。本当に実現可能か、採算性は取れるのか、実装までの道のりは険しい。楽天の挑戦は成功するのか、それとも夢で終わるのか—注視する価値がある。

