中国がスーパーコンピューター分野で大きな転機を迎えた。最新の国際ランキングで、米国を抜いて首位獲得に迫る勢いを見せている。
スパコン性能ランキング「Top500」の最新版で、中国勢が急速に台頭。高性能演算処理が必要なAI開発・気象予測・医薬品開発といった最先端分野で、中国が技術的優位を確保しつつある。米国の長年の覇権が揺らぎ始めた形だ。
背景にあるのは中国政府による莫大な投資と、半導体自給率向上への執念。米国による輸出規制をかいくぐりながら、独自開発を加速させている。
一方、日本のスパコン産業は存在感が薄れている。かつては「京(けい)」が世界トップレベルを誇ったが、最新ランキングでは上位100位以内の台数が限定的。産業界からは「国家戦略として次世代スパコン開発への投資拡大が急務」という声も上がっている。
AI時代の競争は演算性能で決まる。この分野で日本が後塵を拝すると、今後の経済競争力にも響きかねない。果たして日本は巻き返せるか。

