スマートフォンやSNSの低年齢化が急速に進んでいる。モバイル社会研究所が2025年に実施した調査で、スマホ所持の平均年齢が女子で初めて10歳を下回ったことが明らかになった。調査開始以降、過去最低を更新する形での低下だ。
デジタルネイティブ世代の拡大を背景に、児童がSNSを通じた被害に遭うケースが増加している。出会い系サイトでの接触、個人情報流出、いじめの温床化など、年齢が低いほど対応能力に欠けるリスクが高まっている。保護者の目が届きにくい環境で、子どもたちがどのような危険にさらされているのか、その実態把握が急務となっている。
一方で、スマホは現代の生活や学習に不可欠なツールであり、完全な禁止は現実的ではない。親世代がどの程度のリテラシー教育を施し、どのような制限をかけるべきか、その線引きが問われている。今後、学校や家庭での啓発活動の強化が求められることになりそうだ。

