映画館チェーンが席の予約システムに新たな制限を導入する方向で検討を進めている。背景にあるのは、転売目的で複数席を一度に予約する「迷惑行為」の横行だ。
問題となっているのは、人気作品の公開初日に数十席をまとめて押さえて定価以上の価格でダフ屋販売する行為。これにより一般客が好きな席を選べず、さらに席の選択肢が減ることで映画館の稼働効率も低下していた。
新ルールでは「1回の購入で予約できる席数に上限を設定」「同じクレジットカードでの連続予約を制限」「座席同時確保を禁止」などが検討されている。ただここで浮上した新たな問題が——隣同士の席が強制的に埋まる可能性だ。制限が厳しすぎれば、カップルや友人同士が一緒に座れないケースも生じるという懸念の声も。
転売対策は必要だが、一般客の利便性とのバランスをどう取るべきか。業界は難しい判断を迫られている。

