日本最大手の低温物流企業ニチレイがサイバー攻撃に襲われた。システム障害により低温倉庫の入出庫作業が完全停止し、全国の物流網が麻痺。その波紋は想像以上だ。
スーパーの冷凍食品コーナーから商品が消え、学校給食ではメニュー変更を余儀なくされた。日本の食卓を支えてきた物流大手による供給ストップは、消費者の生活にダイレクトに響く危機。企業の依存度の高さがこれほどまでに可視化されるのは異例だ。
ニチレイは17日から作業を順次再開するとしているが、停止期間の長さがダメージの大きさを物語っている。競争相手による補完、自社対応などの選択肢はあるのか。それとも、この一社への過度な依存構造を放置し続けるのか——業界と消費者の間に根本的な課題が露呈した形だ。

