富山県警が逮捕した滑川市在住の無職男は、物価高による生活苦を理由に、東京で不特定多数の人を無差別に殺害する計画を進めていたという。
男の供述は衝撃的だ。「射殺されるか死刑になって死ぬことができると考えた」―生活苦の果てに、自分の死を求める手段として他人の命を狙ったのだ。
背景にあるのは、物価高の生活困難だという。仕事を失い、希望を失い、やがて他者への危害へと転換してしまった。これは単なる一個人の異常ではなく、経済的絶望が招いた悲劇である可能性がある。
社会が追い詰めた人間が、無差別殺傷という最悪の選択肢に向かうまでの過程―そこに何があったのか。また、こうした事態を未然に防ぐセーフティネットは機能しているのか。議論が必要だ。

