2026年の調査で、国内主要な106の花火大会のうち、約8割にあたる84大会で観覧エリアに「有料席」を導入していることが判明した。前年と同数とのことだが、導入自体が定着していることを示している。
「プレミアム化」された花火大会では、より良い場所での観覧がお金で買える仕組みが浸透しつつある。かつて無料で楽しめる夏の風物詩だった花火大会が、経済的に階層化されていく現実が浮き彫りになっている。
有料席の導入により、運営側は収益を確保できる一方、従来通り無料で楽しみたい観客との間に微妙な温度差が生まれている。花火大会という公共の夏の思い出が、金銭格差で分断されるのは本当に必要なのか。それとも、運営継続のためには仕方ない選択か——現場の葛藤が続いている。

