新車の納期長期化と価格高騰が続く中、中古車事業を手がける大手各社で過去最高益の計上や予想が相次いでいる。半導体不足による新車供給の混乱が長引く一方で、中古車への需要が急速に高まっているのが背景だ。
新車が手に入らない、あるいは価格が高すぎるという消費者の事情が、中古車市場を大きく後押ししている。同時に円安の影響で、中古車の輸出需要も増加。相場が堅調に推移する中、事業者の業績は息つく暇もなく上昇を続けている。
新車メーカーが長期納期の常態化で顧客を失う一方、中古車事業者にとっては追い風が吹き続けている格好だ。この状況がいつまで続くのか、あるいは新車供給が正常化すれば逆転するのか―市場の転機は近いのか遠いのか、目が離せない状況が続く。

