切り出しづらい退職の意向を勤務先に伝える「退職代行」が浸透する中、今度は休職の申し出を代理で伝える「休職代行」というサービスが急速に広がりを見せている。
かつては若手社員が中心だった利用者層も、ストレスに直面する中間管理職や公務員にまで拡大。自分の口では言いづらい休職の申請を、代行業者に任せるという選択肢が、働く人たちに受け入れられ始めている実態が浮き彫りになった。
退職代行の流行によって、職場との直接的なやり取りを避けたいというニーズが可視化された。その波に乗る形で「休職代行」は、本人が出勤せずに代理人が休職の意思を伝えるサービスとして展開されている。心身の不調を理由に休職したくても、上司に直面することのストレスが障壁となっていた層にとって、新たな「逃げ道」となっているのだ。
公務員という身分が休職代行に頼る背景には、何があるのか。職場文化の堅さ、人間関係の複雑さ、または制度の使いづらさ——問題の根は深い。この現象は、単なる「甘え」では済ませられない、現代の職場病理を映し出しているのではないか。

