相模原市の津久井やまゆり園で起きた19人殺害事件から26日で10年。神奈川県などが25日に市内で追悼式を開いた中、園長の言葉が重くのしかかる。
「悲しみ癒えない」——。10年の月日が流れてもなお、事件の傷跡は施設関係者の心に深く刻まれたままだ。遺族の悲痛さに向き合い続ける現場の葛藤が、この短い言葉に凝縮されている。
追悼式では、事件で失われた19人の命を前に、参列者が改めて向き合うことになった。時間の経過が癒しをもたらすと信じたい気持ちと、10年経ってもなお消えない痛みのギャップ。社会全体で事件の重さを忘れてはいないか、その問いが問われ続けている。

