スペイン領の飛び地セウタにモロッコ側から千人規模の不法移民が殺到し、少なくとも9人が死亡する事態が発生した。7月30日の出来事で、ジブラルタル海峡をはさんだモロッコ北端からの越境が急増している。
セウタはスペイン領土だが、モロッコ本土に囲まれた孤立した飛び地という地理的な脆弱性を抱えている。大量の不法移民が一気に押し寄せることで、スペインの国境管理体制が試されている形だ。
欧州への経由地点として機能してきたセウタだが、今回の規模は異例。死者が出たことで、移民ルートの危険性が改めて浮き彫りになった。スペイン政府の対応と、モロッコ側との調整がどうなるかが焦点となる。

