コンビニチェーンの間で、海苔を巻かない「海苔なしおにぎり」の販売が急速に広がっている。海苔ありとの価格差は最大51円で、消費者の節約志向に応える動きが加速している。
主要コンビニが相次いで海苔なしバージョンをラインアップに追加。メーカー側も海苔の調達コスト上昇を背景に、剥きやすさや保存性の向上を理由に推進している。一部店舗では海苔なしが売上の3割を占めるなど、予想以上の需要を見せている。
ただし消費者からは「海苔なしなら自分で巻けばいい」「わざわざ購入するメリットがない」といった疑問の声も。海苔文化が強い日本で、この「脱海苔化」がどこまで浸透するかが注目される。食の選択肢が増える一方で、「本来のおにぎりはこうあるべき」という消費者の価値観の分裂も見えてきている。

