中東情勢が急速に緊迫している。米国とイランの核合意交渉が水面下で進んでいるとの報道を受け、イスラエル国内では不安が広がっている。
イスラエル国民の大多数が、米国の対イラン政策転換により、自国への安全保障が弱まる可能性を懸念。「米国がイランとの妥協を優先させれば、イスラエルは孤立する」との見方が支配的だ。
イスラエル政府は米国に対し、いかなる合意においても自国の安全保障を損なわないよう強く要求。しかし、バイデン政権がどこまでこれに応じるかは不透明な状況が続いている。
核開発疑惑を持つイランの脅威が増せば、中東全域の不安定化は避けられず、地域の同盟国にも波及する可能性が高い。米国の一国主義的な外交転換が、中東の力学を大きく揺さぶろうとしている。
イスラエルはいま、米国よりも自国防衛に注力せざるを得ない状況へと追い込まれつつある。

