ドン・キホーテの「ガリだけ」が異常な売上を記録している。寿司の付け合わせにすぎない生姜の漬物が、なぜここまで売れるのか。その背景に、流通業界の不都合な真実が隠されていた。
大手寿司チェーンやコンビニの廃棄寿司——売れ残りや期限切れの商品は月間数千トン規模で破棄される。ドンキが異常な低価格(59円〜)でガリを大量販売する理由は、この『廃棄ロス』の補塡にあるとの指摘だ。通常、ガリの原価は5〜8円程度。定価の10倍近い粗利を確保できる商品で、廃棄による赤字を相殺させるビジネス戦略という見方もある。
実際、SNSでは「毎月ドンキでガリ大量買い」「何に使うの?」という投稿が相次ぎ、月間販売数は200万〜500万袋と推定される。これは通常の年間販売量の数十倍。異常な需要曲線の背景には、仕入れ側の『在庫調整戦』が隠されているのではないか——。
廃棄削減の名目で始まった取り組みが、消費者にまで『ガリ爆買い』需要を生み出した可能性。流通構造の歪みを象徴する事例として、議論が拡大している。

