毎日放送(毎日新聞グループ)が、正式社名を「MBS」に統一する方向で動きを進めている。これまで親会社の毎日新聞と区別するため「毎日放送」の通称を使用してきたが、デジタル化時代に向け、シンプルで国際的に通用しやすいブランド名への転換を図る狙いがある。
1951年の開局から約70年間使い続けた「毎日放送」の社名は、業界内でも重要な歴史的アイデンティティ。だが競争激化するメディア業界で、グローバルブランドとしての認識を高める必要があると経営陣は判断。SNSやストリーミングなどデジタルプラットフォームでの露出を増やすには、短くキャッチーなネーミングが不可欠という経営判断である。
テレビ局の社名変更は珍しい。日本テレビが「日本テレビホールディングス」傘下へ、フジテレビも親会社再編と進む中、MBSの決断は「メディア業界の大再編の始まり」を示唆している。次は他局にも波及するのか。注視する必要がありそうだ。

