かつて「3K職場」と敬遠されたブルーカラー職が、いま就活市場で圧倒的有利ポジションを奪取している。
建設・製造・運送など現場職の求人倍率は3倍を超え、大卒ホワイトカラー(倍率1.5倍程度)の2倍以上。年収も40代で700万円超に到達し、同世代の事務職・営業職を軽く抜き去る職人も珍しくない。
背景は明確だ。高齢化で職人の大量退職が加速する一方、インフラ更新・建設ラッシュで現場需要が急増。企業は待遇・給与を引き上げざるを得ず、かつてのように「安く使い倒す」時代は完全に終わった。
賃金・雇用の安定性で勝負が決まる就活の新常識が生まれている。進学率向上で大卒供給は過剰気味なのに対し、現場職は深刻な人手不足。親が「大学へ」と勧めた子どもが、実は年収で損をする矛盾が顕在化しているのだ。
高卒で職人道を選ぶことが、経済的には最適解になる時代。偏差値より「手に職」の価値が逆転している。あなたなら子どもにどのキャリアを勧めますか。

