スターバックスが12~24歳の若年層をターゲットにした新サービスを発表した。この年代層は消費行動がSNS・デジタルに依存し、従来のマーケティングが届きにくい「消費の空白地帯」とされてきた層だ。
新サービスの内容は、若者の「安さ志向」と「推し活・推し文化」を両立させた設計。月額課金型のメンバーシップを導入し、割引+限定グッズ+イベント先行予約をセット化する方針で、競合のコンビニコーヒーやフード企業の猛追をかわす狙いがある。
背景にあるのはスターバックスの深刻な課題=Z世代の来店離れ。既存顧客の高齢化が進む一方、若年層の「割引アプリ競争」での劣位が指摘されていた。QSR大手やコンビニに流れた客層を呼び戻すための起死回生策として、この施策は「ラストチャンス」とも言える。
ただし月額課金で本当に若年層が加入するのか、SNS上では「月額払うならコンビニ行く」との声も。スターバックスのブランド価値と学生の実質消費力のギャップは埋まるのか、注視が必要だ。

