かつて日本を代表する外食業態だったラーメン店が、いま存続の危機に直面している。業界では倒産が相次ぎ、街から店舗が消えるペースが加速している。
苦境の第一は仕入れ価格の歴史的高騰だ。食材・エネルギーの国際価格上昇に円安が重なり、スープに欠かせない豚骨や鶏ガラ、小麦粉の仕入れコストが2年前比で30~50%上昇。一杯800円で採算を取ることすら難しい状況に追い込まれた店主も多い。
第二は客足の減少と客単価の低迷。賃金が上がらぬまま生活費が膨らんだ消費者は、外食を控える傾向が強まった。特に若年層や低所得世帯の来店減は深刻で、「夜間の時間帯で客がいない時間帯が増えた」との証言も。テイクアウトやデリバリーへのシフトも進むが、利幅は小さい。
第三の重圧は人件費の急上昇。最低賃金の引き上げが全国で進む中、深夜営業や長時間労働を前提にしていた経営モデルが破綻。夜勤手当や調理人の確保コストが店舗利益を圧迫し、閉店や営業時間短縮を余儀なくされている。
多くのラーメン店経営者は「値上げできず、原価も下げられず、人件費も削れない」と絶望的な声を上げている。
あなたの地元でも、好きなラーメン屋が潰れてませんか? この状況、飲食業界の経営が限界に来ているってことでは?

