鳥取県鳥取市で、87歳とは思えない張りのある声でマイクを握り続けるバスガイドがいる。かつて全国を舞台に活躍した彼は、今なお現役で乗客を魅了している。
長年のキャリアで培われた解説の滑らかさは、単なる情報提供ではなく、乗客を物語の世界へ引き込む芸の域に達している。全国で培った経験と地元への愛着が、87歳の体と声に宿り続けているのだ。
同世代の多くが悠々自適の生活を選ぶ中、なぜ彼は今も現役を貫くのか。仕事への向き合い方が問われる時代、このベテランの姿勢は問題提起となっている。
定年という概念を超えて活躍する高齢者。それは輝きなのか、それとも働き過ぎなのか——意見は分かれるところだろう。

