熊本地震で日本製紙の八代工場が大打撃を受けた。同社の瀬辺明社長が5日の記者会見で明かしたところ、地震発生と同時に高さ80メートルの煙突が中央部から折れ、社員らがいた2階建ての建物を直撃。この事故で少なくとも6人がデスク作業中に死亡したという。
わずか数秒の出来事で、複数の従業員の命が奪われた。社内では当時、通常業務が行われていたとみられ、避難する間もなく被災した可能性が高い。日本製紙全体では9人が地震で死亡したと報告されており、八代工場がいかに被害が集中したかが分かる。
安全対策は十分だったのか、それとも地震の激しさが予想外だったのか。大型インフラが施設内に損壊した場合のリスク管理について、今後業界全体での検討が避けられない状況となっている。

