北海道を中心としたホタテの不漁が深刻化している。今季の漁獲量が過去数十年で最低水準となり、市場に流通するホタテが激減。これを受けて飲食店の仕入れ価格が前年同期比で2倍以上に跳ね上がっているという。
寿司チェーンや居酒屋など、ホタテを看板メニューとする店舗では原価率の上昇に悩まされており、メニュー価格の値上げを余儀なくされる状況。一部の小規模飲食店では利益率の圧迫により経営判断を迫られているとも。
漁業関係者によれば、海水温の上昇や赤潮の発生など複合的な要因が重なった結果という。さらに中国などアジア諸国からの買い付けも増加しており、国内流通量がさらに減少する可能性も指摘されている。
消費者負担の増加は避けられない見通し。日本を代表する海産物の危機に、どう対応するか——業界の分岐点となりそうだ。

