フランスが欧州における「核の傘」戦略の拡大を構想し、複数国から賛同の声が上がっている。
この動きの背景には、1963年当時のシャルル・ドゴール大統領がパリのエリゼ宮で記者団に対して述べた米国への強烈な不信感がある。冷戦時代から続くフランスの独立志向が、現在の欧州安全保障危機の中で再び浮上した形だ。
東西対立の時代と異なり、現在の欧州は多くの課題に直面している。フランスが主導する「核の傘」構想に対して、各国がどのような判断を下すのかが注目される。米国の核抑止力に依存し続けるのか、それともフランスを中心とした欧州独自の核戦力構築を目指すのか—この選択は、今後の欧州の運命を大きく左右する可能性がある。

