富山空港の新しい愛称が『富山高山すし空港』に決まった。富山県の観光資源である高級寿司文化と、飛騨高山への玄関口としての役割を一体化させた命名で、インバウンド需要の取り込みを狙ったものだ。
富山県は寿司の消費額が全国で最も高く、『寿司王国』として知られている。今回の愛称は、この強みと北陸新幹線の開業による観光ブーム、さらに飛騨高山への空の玄関口としての地位を融合させた戦略。空港到着時点で『ここは美食の地だ』というメッセージを発信することで、宿泊・飲食・土産購入への消費喚起を狙っている。
他の地方空港と比較しても、愛称に地元産業を直結させる試みは珍しい。成田空港のような大規模ハブ空港と異なり、地域経済に直結した命名戦略といえるが、果たしてこの愛称が観光客の足を本当に引き寄せるのか、実績が問われることになる。

